言語教育研究センターについて

タスク先行型ロールプレイ教材の作り方(山内博之教授)
(2017年1月21日)

1月21日(土)に実践女子大学の山内博之先生をお迎えして、「タスク先行型ロールプレイ教材の作り方」というタイトルで、言語教育研究センター主催のFD講演会が行われ、およそ40名の来場者がありました。山内先生は、会話教育において、学習者にタスク(例えばロールプレイ)を行わせてから、そのタスクに必要な表現を教えるという「タスク先行型」の教え方を以前より提唱なさっており、実例をまじえながら、タスク先行型の有効性について話していただきました。

自分のクラスの学習者が興味を持ちそうな、あるいは、実際に遭遇しそうな場面を想定して教師が自作でロールプレイを作成すること、また、クラスのニーズに合わせてコース全体のシラバスを策定していくことの重要性についても解説していただきました。さらに、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)や「JF日本語教育スタンダード」など初級から上級まで各レベルの能力基準を記述する、言語教育を標準化しようという動きが進んでいますが、標準化された中での個別化が重要であるとの認識を新たにしました。

教科書があると学ぶべき表現が出ているため、事前に表現など提示せずに、自分の持てる限りの能力を駆使して話すというドキドキ感やワクワク感を大切にした授業を行うことの大切さと同時に、教科書を使わないからこそ教師の力量が問われるという山内先生のお話に、聴衆一同納得し、最後には身が引き締まる思いがした講演会でした。

 

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